選んで使うコンパクトカー　マイカーローンの上手な活用法

　
選んで使うコンパクトカー
　

　　マイカーローンの上手な活用法

クルマを購入する際に予算が不足する場合は、マイカーローンを利用することもあります。
とはいえ、マイカーローンは借金と同じですから、利用には注意が必要です。
そこで、マイカーローンを上手に活用する方法を考えてみましょう。

既に貯金があって、クルマの購入代金を十分まかなえる場合は、ローンを組むべきではありません。
ほとんどの場合、貯金の金利よりマイカーローンの利子の方が高いので、マイカーローンを利用すると、結果的に支払い総額が高くなります。
そこで、マイカーローンの利用は、現在、貯金が無い場合に限るべきなのです。

クルマの購入代金を現金で用意できない場合に　はじめて、銀行のマイカーローンやディーラーのローンを利用することになります。

ローンを利用する場合、一番大切なことは、毎月の支払い代金を滞りなく支払うことが出来ることを確認することです。
クルマを購入すると、駐車場の料金や自動車保険料、さらにガソリン代なども必要になります。
そこで、ローンの支払いだけでなく、他に必要な金額も考慮に入れておく必要があるのです。

クルマには、メンテナンス料金も必要になります。
昔は１年限りのメーカー保証しか無かったのですが、最近では新車購入時に３年や５年のメンテナンス補償を付けられるディーラーも増えてきました。

この補償と利用すると、普通にメンテナンスを行うより費用が安くなる場合がほとんどなので、利用出来る場合は有効に活用しましょう。
そして、マイカーローンを利用する場合には、ローンの返済期間をこのメンテナンス補償の期限内に納めることが基本といえます。

予測しにくいクルマのメンテナンス代金が必要ないので、その間にローンの支払いが終われば、安心出来ます。
最近のクルマは５年程度では故障はほとんど無いのですが、壊れることがゼロではありません。
ローンの返済期間のメンテナンスを補償してくれることは、確実な支払いの為にも大切なのです。

では、実際にマイカーローンを利用することを考えましょう。
ボーナス返済は利用するべきではありません。
なぜなら、勤め先の会社の景気が悪くなった時に、はじめにカットされるのはボーナスなので、ボーナス返済は危険なのです。

１００万円借りたときの、毎月の返済金額や支払う総額を、実際に計算してみましょう。
返済期間が３年と５年、ローンの金利が３パーセントと５パーセントの時を表にしました。

金利と返済期間	月あたり返済金額	返済総額	返済利息総額
３パーセント　３年	２９，０８１円	１，０４６，８６９円	４６，８６９円
５パーセント　３年	２９，９７０円	１，０７８，８６９円	７８，８６９円
３パーセント　５年	１７，９６８円	１，０７８，０５５円	７８，０５５円
５パーセント　５年	１８，８７１円	１，１３２，１７４円	１３２，１７４円

　　注　この計算は一例です、実際に利用される際は銀行やディーラー等にてご確認の上　利用ください。

返済金額を月額で比較すると　たいした差はありませんが、返済総額になると、かなり変わってきます。
３年の３パーセントで１００万円借りても、ローンの金利を４万円以上返済することになります。
金利分で、ちょっとしたオプションやステレオが付けられる計算になりますね。

金利を考えると、短い期間で返済して、低い金利で借りることが有利です。
マイカーローンを利用する場合は。出来るだけ短期間で、金利が安いところから借りることがポイントといえます。

ただ、ディーラーでローンを利用する場合、ローンを行なう会社が信販会社であることも多いのです。
銀行より気軽に借りられたり、金利が低い場合もあるという利点もあるのですが、連帯保証人が必要となる場合もあります。
金利が同じくらいであれば、普段利用している銀行のマイカーローンがお勧めです。

クルマの購入の際にローンを利用する場合、借りる金額を出来るだけ抑え、返済可能な範囲内で、出来るだけ短い期間で返済することが基本です。
そして、ローンの返済金額だけでなく、自動車保険やガソリン代など、クルマにかかる費用も含めて返済計画を立てることが大切です。
もしマイカーローンの返済期間が長くなる場合には、クルマの購入自体を再考したり、より安いクルマや中古車を購入することも考えましょう。

　
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