選んで使うコンパクトカー
 
 
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  コンパクトカーのトレンド2

安全面におけるトレンドをみていきましょう。

サイドエアバッグ・カーテンエアバッグ
普通のエアバッグは、ハンドルや助手席前にあります。
クルマの正面唐突に対しては有効ですが、斜めや側面に衝突した場合には、効果が薄かったり、効果がなかったりします。
そこで、シートの側面に設置するサイドエアバッグや、ガラス上部に設置するカーテンエアバッグが開発されました。
(足元を保護するニーエアバッグもありますが、コンパクトカーでは、まだ採用されていません)

サイドエアバッグは運転席と助手席までにしか効果がありませんが、カーテンエアバッグは後席にも有効です。
エアバッグは、すべてのシートに乗っている人が、シートベルトを装着していることが前提の安全装置です。
シートベルトをしていないと、衝突の程度によっては被害を大きくする恐れもあるので、シートベルトの装着を徹底しましょう。


歩行者傷害軽減ボディ
バンパーやボンネットなどを 衝撃を吸収しやすい設計として、人にぶつかった際の、相手のダメージを低減させるボディのことです。

自動車事故の際に、一番事故が大きくなるのは、歩行者相手の事故です。
事故の際に相手に与える被害を抑えることができるので、そのあとの補償も少なくて済みます。
さらに死亡事故を防ぐことができれば、事故の後に運転を再開する際にも心理的な効果があります。


頸部衝撃緩和シート
主に後方から追突された際に、首へかかる負担を軽減するシートのことです。
衝突時に、背中と頭部をシートバックとヘッドレストで同時に支えるように働きます。
通常は、運転席と助手席に採用されています。

自動車事故の後遺症として多い、ムチ打ちの症状を軽減することができます。
事故の後で長い間ムチ打ちに悩まされている友人がいる人も、多いのではないでしょうか。
それを防ぐことができるので、意外に効果が高い安全装備といえるのです。


ESP・VSC・VDC
ESPはエレクトロニック・スタビリティ・プログラムの略です。
人や対向車や動物や落ちている物などを避けるために急ハンドルを切ったときに、道路から飛び出したり、スピンしたりすることを防ぐ装置のことです。
四輪別々にブレーキを適切に調整したり、エンジンを調整することで、クルマが不安定になることを防ぎます。

現在、日本のコンパクトカーでは、ほとんど採用されていません。
スポーティーカー以外は、オプションでも設定がないクルマが多いのです。
しかし、ヨーロッパのクルマは標準装備が進んでいます。

ESPは、運転の際に危険を避けることが可能となる点で、効果が高い装備なのです。
危険を避けようとして急ハンドルを切った結果、事故を起こしてしまうことも少なくありません。
そのような事故を防いでくれるESPは、もっと積極的に採用するべき安全装備といえるのです。


イモビライザー・セキュリティーアラーム
どちらも、クルマの盗難を防止する装置です。
イモビライザーは、専用キーに埋め込まれたIDコードと車両側のIDコードを電子的に照合し、一致すればエンジンを始動させることができる装置のことです。
つまり、クルマの鍵を不法に開けてクルマを発進させようとしても、エンジンがかからないので、クルマの盗難は困難になります。
しかし、クルマのドアを開けても反応しないので、クルマの中の貴重品に対しては無効です。

セキュリティーアラームは、クルマに加わった音や振動に反応するものが多いようです。
メーカーオプションと、一般的に売られている製品がありますが、動作についてはメーカーオプションが安心でしょう。
クルマのドアを無理に開けようとしても動作するので、クルマの中にある貴重品の盗難防止にも役立ちます。
しかし、クルマに物をぶつけたりしても鳴ることがあるので、取り扱いには注意が必要となります。



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