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  スズキ スプラッシュ/SUZUKI SPLASH 概要と印象

スズキのスプラッシュがマイナーチェンジしました。
スイフトのヨーロッパデザインを基本に、高さを加えたスペースユーティリティーがポイントのコンパクトカーである基本はそのまま、最新スイフトの動力部分を取り入れて燃費を改善しているのです。

スプラッシュの外観のデザインは、今回のマイナーチェンジではほとんど変わっていません。
スイフト(先代)のフロントデザインを取り入れつつ、より高さのあることを素直に表現したデザインと言えます。
前面はスイフトそのままとも言えるデザインですが、フロントガラスあたりから柔らかく立ち上がるデザインが、かなり印象を変えています。

側面はかなり動きのあるデザインで、なんとなくトヨタの窓のデザインに似た印象もあります。
フロントガラス廻りの軟らかな表現とは大きく違っています。
後面にも折込のあるデザインで、ミニバンを強く意識した形と言えそうです。
窓もほとんどフラットなので、室内が広く感じるという効果がありそうです。
前面と側面と後面、全てが独立したデザインとなっているようです。

外観の全体デザインとしては、前・横・後の各々は面白いデザインですが、まとまりに欠けるところが弱点と言えそうです。
自社のデザインのみならず、他社のデザインを感じるところに、デザインに苦労したことがうかがえます。
無理に先代スイフトのイメージから抜けようとがんばりすぎたところが、まとまりに欠けるデザインとなってしまいました。
トータルで見ると悪くはないデザインだけに、ちょっと惜しいという印象です。

スズキ スプラッシュ 前面スズキ スプラッシュ 後面スズキ スプラッシュ 内部
        画像は あるグレードのもので、紹介しているグレードと異なる場合があります。



スプラッシュの内装では、マイナーチェンジでシートの柄が若干変わったようですが、基本は同じです。
爽やかさがテーマといえそうな内装で質感はそこそこ、2トーンの色分けが、良くも悪くも個性的なデザインです。
形は大きな円や曲線を基本にした、かなりダイナミックなものですが、2トーンのカラーの為に軽快さも感じます。
操作部分はかなり ゆったりした印象で、そこそこ使いやすそうですが、位置は若干低目かもしれません。

ドア廻りのデザインもやはり2トーン、しかしデザインはすっきり普通のデザインといえます。
かなりフラットなデザインなので、肘掛としては使い勝手が良さそうです。
内部は、2トーンカラーが最大のポイントですが、ブルーとグリーンとグレーという寒色系の色しかないところが微妙です。
暖色を選べれば、購入する人の巾が広がりそうです。
内部と外部のデザインは、全て別々の人が行なったような、ばらばらな印象を感じるのですが、トータルで見れば不思議なまとまりを感じるところもあります。
なんとも微妙なデザインセンスの、コンパクトカーといえそうです。

シートは、スイフトに通じる かなりしっかりした作りで、好感が持てます。
長距離のドライブにも十分使えそうで、このあたりはスイフトの良さを受け継いでいます。
収納部分については、標準的なものはついていますが、日本車としては少なめ。
とはいえ必要な収納は十分以上についているので、問題ないでしょう。

スズキのスプラッシュは、コンパクトなボディーサイズと多様なデザインを織り込んだバランス感覚、共に微妙なラインを狙ったところがポイントです。
さらにフルエアバッグやESPなど、安全装備の充実でも日本のコンパクトカーの中では突出した内容です。
最新のスイフトの動力部分を得たことで、燃費も改善しています。
装備面でのコストパフォーマンスも高く、この微妙なサイズやデザインが好みに合えば、非常にお買い得なコンパクトカーといえるのです。


スズキ スプラッシュの1.2Lエンジン グレード一覧
グレード価格燃費特徴
SPLASH1,287,300円20.5km/L単一グレード
(2WD、AT免許で運転可能のグレードのみをリストにしています)

                                       2011年2月24日作成

   

スズキ スプラッシュ/SUZUKI SPLASH  概要と印象  装備品  スペック


スズキ スプラッシュ
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