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  燃費を良くする運転法 ゆっくり加速は本当に好燃費?

クルマの燃費を良くする為に、よく言われることに、ゆっくり加速 があります。
これで本当に燃費が良くなるのか、ちょっと考えてみましょう。


まず、ゆっくり加速することと、普通に加速することと、急加速すること、この3つを比べます。
急加速は、燃費が悪いだけでなく、タイヤがスリップしたりすることもあるので、滑る=無駄の象徴ともいえますから、燃費を考える場合は 真っ先に除外できます。


問題は、ゆっくり加速する場合と、普通に加速する場合の比較です。
ゆっくり加速する場合、加速している時の燃費は、普通に加速するより良くなります。
しかし、加速している時間は長くなります。
普通に加速する場合、加速している時の燃費は悪くなりますが、加速している時間は短くて済みます。

つまり、ゆっくり加速する場合と普通に加速する場合では、さほど燃費には差がないのです。
わずかですが、ゆっくり加速が良いというデータもあるようです。

しかし、ゆっくり加速したことで、次の信号に引っかかる確率は、わずかながら高くなります。
一つでも信号に引っかかる回数が増えれば、数回分のゆっくり加速で得た燃費分は、簡単に吹き飛んでしまいます。

他のクルマがいない時の、ゆっくり加速と普通の加速を比較すると、信号の影響も考えると同等といえるのではないでしょうか。


次に、クルマがたくさん走っている時を考えましょう。
道路にはたくさんの信号機があります。
信号の時間は決まっているので、青信号の間に出来るだけたくさんのクルマが通過した方が、止まっている時間を短く出来るので、燃費には有利となります。

この時に、ゆっくり加速を行なった場合、同じ時間に青信号を通過できるクルマの数が減ってしまうのです。
ということは、残されたクルマは、燃費が悪い状態を続けなければならないということになります。
アイドリングストップを行なったとしても、ちょっと動いて止まったはずなので、無駄な加速と減速をした事になるのです。

普通に加速したら10台通過できるはずなのに、ゆっくり加速で8台しか通過できなかったら、1回の信号につき2台分の無駄が加わるということです。
これでは、とても燃費が良い運転とはいえません。
また、ゆっくり加速したために、次の信号に引っかかる確率も、わずかながら増加してしまいます。
つまり、クルマが多い時には、普通に加速した方が燃費が良くなるということです。


つまり、信号停止などクルマの運転シーン全体で考えれば、ゆっくり加速は燃費改善に逆効果の場合が多いといえるのではないでしょうか。
クルマの流れに乗った普通の加速が、一番燃費が良いといえるようです。


   


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