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  コンパクトカーのトレンド3

燃費面におけるトレンドをみていきましょう。

CVT・自動無段変速機
エンジンの回転力に対して、摩擦によって変速比を連続的に変化させる動力伝達機構のことです。
これまでのトルクコンバーターを使用したクルマより、エンジンの回転力を効率よく伝えることができるので、燃費が良くなります。
エンジンが効率の高い回転数に固定したり、エンジン回転数を低いまま加速できたりするので、さらに燃費が良くなります。
スタートをスムーズに行うために、トルクコンバータ式クラッチを併用しています。

最近のCVT搭載のクルマは、マニュアル車を越える燃費を獲得しています。
ただ、これはエンジンコントロールを含めた燃費の良さとなっている為で、運転次第では、マニュアル車より燃費が悪くなります。


セミAT・2ペダル式MT
マニュアル車におけるクラッチ操作を自動化したものです。
クラッチの操作がなくなるので、AT限定の免許でも運転できます。

日本のコンパクトカーでの採用はほとんどありませんが、ヨーロッパのATとしては主流です。
自動でギヤを変える機能もついているクルマがほとんどなので、普通のATと同様の運転感覚となります。
運転感覚がマニュアル車に近いので、運転感覚を重視するヨーロッパで好まれているようです。
燃費の面でもマニュアル車とほとんど同じなので、燃費が良いといえるでしょう。
ただ、マニュアル車の運転に慣れていない人が運転すると、変速時にギクシャクした動きになることもあります。


軽量ボディー
ボディーの強さを保ったまま軽量化したクルマのことです。
最近は安全性を重視する傾向が強いために、ボディーが重くなる一方だったのですが、構造や材料の工夫で軽量化が可能になりました。

クルマが軽くなれば、燃費の良さにもつながります。
さらに加速やブレーキの利きも良くなるので、運転する際にも有利となります。
ただ、ボディーが弱くなったり、遮音材を減らして軽量化する場合もあるので、安全面や快適さを犠牲にしていないことを確認するべきでしょう。


充電制御
発電を上手く制御することで、燃費を向上させるシステムのことです。

通常のクルマは、エンジンが回っている間は、常に発電を行っています。
しかし、発電を行うことで、エンジンの力が若干ながら発電に使われて、ロスしてしまいます。
通常の運転時には、発電量が過剰となっているので、無駄にエネルギーを使っていることになるのです。

そこで、加速時に発電を休止してエンジンパワーのロスを減らしたり、減速の時は積極的に発電してエネルギーを有効活用するなどの制御を行います。
充電制御を行うと、加速もスムーズになる上に、燃費も良くなるので、良いこと尽くめのシステムと言えます。



安全面におけるトレンド
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快適面のトレンド
安全面のトレンド
燃費向上のトレンド


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